先日、丸1日半ほどかけてデザイナーのステファノさんと
新商品のラベル制作を行いました。 私たちは、生産者さんがもつたくさんのラインの中の1〜2商品しか 展開しないことが多いので、その生産者さんが自社ブランドで日本市場 において展開する可能性を無くさないように、またお邪魔を しないように、ラ・クチネッタのオリジナルラベルを作っています。 そうやって展開する品には商品選び(ベストを知るため、 たくさんの似た商品を味見する)、生産者さんと打ち合わせ、 日本のお客様に意見をうかがうことなどなど、膨大な時間をかけます。 コロナにおいては日本とイタリアの行き来が簡単でなく、 日本の同僚と製造の現場に行って、その仕事の価値を確認することもできず 新商品もずっと止まっていました。 感動するおいしさには、作り方に理由があることがこの仕事を 20年ほどやっていて実感しています。 その土地の気候や環境が適していること、伝統の技、 手間を一つかけること、時間をかけること、 自然の恵みをそのまま活かそうとすることなどなど、、、 恵まれた環境と膨大な努力が必要です。 でもそうして作られた味はやっぱり違う。 澄んだ味というか、あぁ、これが昔から愛されてきた味なんだ、という感じ。 (もちろん添加物使用はなし。これが結構難しい!) それは現場にお邪魔して、いろいろ時間を過ごして、 話しをしていてやっとわかってくること。 おっと!話が本題に行く前に、ずれてしまいました。 私たちは小さな会社ですが、誇れるとしたらステファノさん始め、 10年、20年と長くお付き合いしている外部コラボレーター、 そしてお互いに心から信頼できる生産者さんとの絆、 お互いに尊敬し合う関係です。 何もない会社ですが、長く続くこれらの尊い宝物が どれだけ有難いことかをつくづく実感しています。 上記の写真は、ステファノさんがインスタにアップした写真。 我が家での1日仕事した時。 YouTubeは先日は家で仕事している様子、 今日からはミラノのお気に入りのショップで キッチングッズを探しているイタリアVlogをアップしています。 よろしければぜひご覧ください!
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春の味を市場で。 キャベツは甘くって、それだけでご馳走です。 キャベツは適当な大きさに切って、職人パスタと一緒に茹で、 サルデーニア島のボラのカラスミパスダーと。 ロマーノのレモンオリーブオイルをかけるだけで、 びっくりするほど美味しくなります。 カラスミパウダーは、とても美味しいものを やっと見つけられたので、 秋にご紹介できればと思っていますが、実現できるかな?? カラスミパウダーなくとも、 ソーセージも一緒にパスタとキャベツと 茹でちゃうとか、お試しになってみてください。 美味しいオリーブオイルが決め手です。 ただいま19本目のラ・クチネッタChannle YouTubeイタリアVlogをアップしました。
今回は、エレガントな街トリノ街歩きと、 アンティーク食器に囲まれた王宮カフェ、 そしてトリノ名物ビチェリン。 ビチェリン、初めていただき感激しました。 日本は3連休なんですね、今気づきました。。。 良いお休みになりますように! とてコロナ禍、人にもあまり会えず、仕事ばかりしている日々の中で、 生活に光を作ってくれるのは、食事(できれば誰かと食べればもっと良い)、 そして映画だなぁ、とつくづく思います。 やっと普通が戻りつつありますが。。 さて先日とても良い映画を観ました。それは、BELFAST。 日本ではもうすぐ公開のようです。 映画俳優・監督のケネスブラナーの半自伝的映画で 少年の目を通して北アイルランドの都市・ベルファストの 激動の時代と家族の絆が描かれています。 ベルファスト オフィシャルトレーラー 映画を映画館で観るのがとても好きです。 数ヶ月前から、スーパーグリーンパスを提示し、 FFP2という先が尖ったタイプのマスクを着ければ 映画館での鑑賞が可能になったので 週に一本、自分のご褒美にして、 映画館に足を運んでいます。 もう一本感動したのは、ENNIO という映画。 作曲家エンニオ・モリコーネの音楽を主題に トルナトーレ監督の映画です。 エンニオ オフィシャルトレーナー これはイタリア語なので、日本で観れるかわかりませんが 音楽だけでも楽しいので、ぜひ機会があれば。 クラシックの道でなく、映画音楽の道を選んだ 彼の葛藤も語られていて、感動的です。 クリントイーストウッドの西部劇のテーマから、 ベルトルッチ監督の"Novecento 900", ハリウッド映画"ミッション”、“アウトサイダー”、 タランティーノ監督の"ヘイトフル・エイト"など。 その中でもやはり"ニューシネマパラダイス”は、 音楽と映画を切り離せないですよね。 映画音楽の中で、私も一番好きで大切に思っている音楽です。 タランティーノ監督は、彼の映画音楽を聴きながら育ったそうで、 インタビューも興味深く聴きました。 ニューシネマパラダイスを撮ったトルナトーレ監督だからこそか、 映画の根底に優しさが流れていて、素敵でした。 今週のYouTubeイタリアVlogは家での時間をご紹介しています。 昔から好きなフランス映画も出てきます、、。 よろしければぜひご覧ください! 今週は2日間、母校である食科学大学 Universita' di Scienze Gastronomiche へ。 世界の食文化World Food Culture の修士課程の生徒たちの授業を担当し始めて、 早いもので8年!?が経ちます。 私がイタリアに来たきっかけは、この大学です。 Master in Italian Gastronomyでどうしても学びたく、 スローフードが運営するこの大学に、そしてイタリアに拠点を移しました。 2009年に来伊、早13年前。 アカデミックな環境に身を置く、というのはなんて心がワクワクするのでしょう! できればもう一度、学ぶ側に戻りたい、、、 それがいつかできたらなぁ、、、という夢があります。 ずっと現役で働きたい方なので、引退という文字は浮かばないので 方法があるかわかりませんが、、。 生徒は世界中から、授業は英語で行われます。 今回は日本からも生徒がクラスに1名いました。 以下は日本酒の授業の最後に。 毎年、日本文化の高まりを感じます。 今回の生徒たちは、KOJIという言葉も知っている人がほぼ半数近く。 とにかく日本酒の幅広さや、奥深さを肌で、舌で感じてもらえたらと思って やっています。 毎回とても元気をもらう時間です。 来年のマスターも担当することになりました。 食がますます楽しい、貴重な素晴らしい職人技を残したい、と思ってもらえるように 頑張りたいと思います! 本日もイタリアVlogのYouTubeをアップいたしました!
17本目はひとり静かな時間。植物園に小さな春を探してカンノーリのおうちカフェ。 ご覧いただけましたら幸いです。 すっかり春の足音が近づいてきました!
先日、お誕生日にたくさんのお花をいただき、幸せに浸っております。 お花って本当に良いですね。心から幸せになってきます。 12月に生産者から届くはずのパネットーネが1月末に届きました。(爆) クリスマス前、ミラノ内での運送がすっかり麻痺してしまい、日本への方が早く届くというような事態。 そんな中、友人たちと私用に送ってもらったパネットーネは、すっかり迷子になってしまったのです、、。 なくなったと思ったら、今頃出てきたのです、、イタリアあるあるです。 突然届いた季節はずれのパネットーネ。間に合わなくて、と友人に渡すと、 なんと以外な返答が、、。 「San Viagioサンビアージョ用ね?有難う!」 私にしたら「 ???」 よく聞くとミラノにはサンビアージョという喉の聖人のお祭りの日に 残ったパネットーネをひとかけら食べる習慣があると知りました。 昔、小骨が喉に詰まった子どもをこの聖人が助けたことに由来し、 2月3日のサンビアージョに食べるそうなのです。 以外なことからミラノの独特の習慣を知ることになりました。 パネットーネを上げた友人は、今はもはや少ない生粋のミラネーゼ。 もっと様々なことを知りたいと思ったのでした、、。 |
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