ミラノが一番華やぐ季節、ミラノ・サローネが先日の日曜日で終了しました。 ものすごい人!と思っていたら、昨年の20%超えでミラノに人が増えているとか!? ミラノにはなかなか来てくれる人がいないのですが、この時期だけは来客がどーんと増えます。 昨年は、無印良品の『佇まい展』で、木工作家の三谷龍二さん・順子さん夫妻が我が家に 滞在してくださり、隣の友人の家には、陶芸家の安藤雅信さんと服飾作家の安藤明子さん夫妻。 他にガラス作家の辻和美さん、陶芸作家の岩田圭介さん、オブジェ作家の岩田美智子さんと 豪華な顔ぶれと、毎晩のように集う楽しい時間を過ごしました。 昨年のサローネ最後の夜、我が家での打ち上げのときの一枚。今見ても懐かしい、、。 楽しかったなぁ〜。 今年は、パリから敬愛するお姉様が、我が家に急遽滞在。カーサ・ブルータスの記者である彼女は 2泊滞在している間も、猛烈に仕事し、そして瞬く間にパリに戻っていきました。 それでも食のジャーナリストでもある彼女と、何回かの食卓を一緒に囲めてよく笑い、サローネでの素敵なインタビューの内容を聞けたりと、とても楽しいひとときでした。美味しいものに執念がある人と囲む食卓は、とてもたのしい。 サローネの期間中、まずミナペルホネンの皆川明さんのオープニングへおでかけ。 日頃から、青山のCallにて私たちの食品を販売してくださっている御礼を直接お伝えできました。 一緒に写真を撮らせていただいたのに、帰ってきたら、なんと何も映っていなかったという衝撃(笑)。 会場はすごい人で、ミラノでのMINA人気を大実感しました。大盛況の様子に、 ミナペルホネンの一ファンとして、また日本人として、とても嬉しい夜でした。 サローネとはいえ自分の仕事もあり、また長い出張の後の疲れもあり、近所で開催されていた エルメスを見て、大切な友人・椎名香織さんとリッカルドさんが率いるHANDS ON DESIGNの オープニングにお邪魔した後は、最終日の日曜日の夕方まで、家からほとんど出ず。 『世界中から人が来ているのに、いいのか自分、、』という心の声はありましたが、夜だけは 東京から来ている気の合う仲間とゆっくり食事ができたし、疲れてしまっている以上、身体の声、 心の声に忠実に。好奇心に身体がついていかないから、いた仕方ない。(とほほ) 日曜日の夕方、友人デザイナーの水ともこさんのプロジェクトを拝見しに。トリエンナーレ美術館で 開催されていた『GRAND SEIKO』の『FLOW OF TIME (良かった!)』を訪ね、最後に やっぱり香織さんのHANDS ON DESIGNの新コレクションをもう一度拝見、おつかれさまを 伝えに行き、今年のサローネ終了。かなり限定的ですが、それでもとても刺激的な数日間でした。 普段は地味なミラノ。サローネがあるおかげで、いろんな場所から来客もあり、街も盛り上がり、 本当に嬉しいこと。それにしても恐ろしいのが、ホテルの価格。 知人が泊まったホテルのシングルは、一泊一室14万円!アメリカの有名ホテルではありますが、 ごく普通の部屋だそう。目が点、、、。ホテルの値段だけは、これ以上エスカレートしませんように。。 左下は、HANDS ON DESIGNにてデザイナー椎名香織さんと、アシスタントのカルロ君。 中央下は、ブレラ美術学校の寮だったという建物の中庭でのHANDS ON DESIGNオープニングの様子。 右下は、GRAND SEIKOの一幕。 左下はミナペルホネン会場の近くで。中央下はトリエンナーレ美術館。右下は、エルメス会場にて。
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イタリアに発つ前の週末、福島に行ってきました。震災後に仲間と活動している NPOオルト・デイ・ソーニの、イタリア保養に招待する子どもたちの面接のためです。 早いもので7回目となる今年で、122人の子どもたちがイタリアで4週間滞在し、 海風と砂浜で放射能のリスクを減らす保養を行ったことになります。今年も20人の 子どもたちに元気を蓄えて帰ってもらえるように、仲間と準備を進めている最中です。 前日の金曜日の夜、会津に寄りました。それは、あるレストランにお邪魔するため。 最近、街の中心街に移ってリニューアルオープンした『Cocotteココット』。 ココットさんは、大切なお客様であるだけでなく、私たちにとって特別なレストランなのです。 それは、シェフ・正樹さんの姉である直美さんとのご縁から。 直美さんは、カーサ・モリミの設立スタッフで、その後も一番長くお勤めしてくださった方。 今も、印刷物などのお仕事を、社外スタッフとしてお手伝いしてくださっています。 NPOオルト・デイ・ソーニの方でも、毎年書類の準備や、旅のしおりなどの作成を 手伝ってくれており、私にとっては、長年に亘って深くお世話になっている、 ほとんど家族のような大切な存在。 ココットの新店舗も、とても温かくて居心地が良い空間でした。お料理に、会津の春が溢れていて、 素晴らしい味わいでした!シェフ・正樹さんは東京のフランス料理の名店でお勤めしていた実績に加え、 ソムリエとしても経験が豊富なので、ワインに合う美味しいお料理を毎回見事に作ってくださいます。 お料理: ハーブソルトで味付けした帆立のグリルに、セミドライトマト (ハーブソルトとセミドライトマト、ともにラ・クチネッタ) マトダイのお刺身、レモンフレーバーオイル風味(ET)。 お椀は、蛍烏賊とふきのとうのスパゲッティーニ(マシャレッリ)! 那須の牛肉は、じっくりと低温で焼き上げ、溶けるような美味しさ。 ご家族でいつも温かく迎えてくださる、ココットのみなさん。
会津に行ったらぜひお立ち寄りください! COCOTTE ココット http://www.cocotte-vin.com/ 住所/〒965-0871 福島県会津若松市栄町3-35 TEL/0242-23-8229 定休日/水曜日 第2、第4火曜日 営業時間/ランチ 12:00~15:00(LO.13:30) ディナー 18:00~23:30(LO.22:00) 数日前に、ミラノに戻ってきました。日本にいたのは数週間ほど。 久し振りに帰国するので、まず大切なお客様方々をお訪ねし、 ご挨拶とミーティングをできるだけ多くできるよう動きました。 ここ数年、父の介護が重くなってからは、週末はできるだけ山梨の実家にて 両親と過ごすようにしています。以前は実家にいても、PCで仕事ばかりしていて そこにいてもいないような、ひどい娘ぶり。さすがに歳を重ねるとともに、 親と過ごせる時間も無限ではないと痛感し、今回はできるだけ一緒にいるよう 心がけて過ごしました。 母と一緒に、しまったままにしていた着物を取り出して整理してみたり、 お赤飯づくりを習ったり、となかなか充実した時間になりました。 さて戻ってきたミラノは、ミラノ・サローネという国際家具展示会の真最中。 ミラノが一番華やぐ季節。私は2010年のサローネの時期にヴェローナから ミラノに引っ越してきたので、ミラノに住んで8年、ということになります。 早い、、。帰ってきて近所をお散歩し、また市場に買い出しに。あちらこちらに春が 溢れていて、気持ちわくわく、心うきうき。少し写真に納めてみました。 今から初夏に向けて、心地よい新緑の季節ですね。
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Casa Morimi
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