我が家のすぐ近くの教会前に、クリスマスツリーが出現しました。
もう少し歩いていると、すぐ近くの広場にもデジタル版クリスマスツリーが。 これらは、ミラノ市が行ったクリスマスキャンペーンによるもので 町中にクリスマスツリーが溢れているとわかりました。 教会前のクリスマスツリーの一番上をよく見ると パラマウント社のロゴ。つまり広告! ミラノ市は企業と組んで展開しているようです?? とはいえまだコロナの第二波の中にあるミラノでは 少し明るい話題は嬉しいものです。 さて今年のクリスマス。 固唾を飲んでみなが見守っていた、クリスマス休暇における 政府の法令。 1週間ほど前に発表になりましたが、予想以上に厳しいものでした。 12月20日から1月6日の公現祭(エピファニア)までのクリスマス休暇、 大晦日も含め、夜間外出は10時まで。 そしてこの時期に州は越えられない(仕事と自宅に帰る場合を除く) それだけでなく、市も越えられない、ということになりました。 つまり都市部で暮らしている息子・娘家族に 田舎のおじいさん、おばあさんは会えないということ。 これはイタリア人にとって実に大ごとなのです。 家族がすべての国なので。 政府野党(右派)はこの決定に「非人間的」と大騒ぎ。 楽しみが奪われた方々はかわいそうだなと思いますが、 いままだこの被害状況で、高齢者や医療従事者、また今後の経済を 守るための苦渋の選択であるわけなので、 仕方ないのでは、という気がしていますが、、。 ここ数年間のクリスマスは、トスカーナの私の憧れの家・ 親友アンナのお姉さん家族の田舎の家で 過ごさせてもらっていましたが、もちろん今年はなし。 親友アンナでさえも、お姉さんの家にはいけないとのこと! 車で15分の隣町とはいえ、市が違うから、規則違反になってしまうそうです。 なんということ、イタリア政府本気です。 と思いきや、知人は12月19日にミラノから南に帰る、と。 つまり規制の前日。 仕事仲間の北部に住むシチリア人も、クリスマス前に家に戻ると。 「え?いいの?」と聞いたら、「僕は住民票がシチリアにあるからね」と。 なるほど。 先日ピエモンテからミラノにタクシーで戻ってくる際(足の怪我のため) 運転手さんに「イタリア人は規制守ると思う?」と聞いたところ、 「ううん、罰金を払う人たちが続出すると思う」と即答。 やっぱり、、、。 運転手さん自身はそうした人たちが信じられない、と。 むむむ。1月のミラノが、イタリアがなんとか今のペースで 感染を留められますように。 1ヶ月も休みなく働いている医師の友人の顔がちらつきます。 さて今年のクリスマスと年末。 ミラノの友人たちと一緒にランチをすることに。 ただし自宅も規制があって、6人まで。(法令が変わっていなければ) みなそれぞれが、いつもと違うクリスマス。 久しぶりにミラノで過ごすのも悪くないかな、と 大切な友と食卓を囲めるのが、それはそれで楽しみでもあります。 来年のクリスマス、トスカーナのいつもの家で、 いつものように、いつもの10人が集ったら、 冗談抜きに嬉しさに泣いてしまうかも、とも思いますが。
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