20年来お世話になっているご家族を招いていただき、トスカーナの山間の大自然の 中のお家にクリスマスイブ、クリスマスランチと過ごしてきました。 日本の元旦のように、イタリア人にとっては家族が大集合する2日間。 よそ者の私も、友人たちの温かい親切のおかげで、なんとか毎年淋しくなく過ごせています。 お邪魔した親友の姉夫婦の家は、がっちりとした石の家。簡素ながらしっかりとした作りで 糸杉と広い庭に囲まれた、昔から私の憧れの家。初めて聞いたのですが、1200年代の塔が この家のベースなのだとか。何世紀にも亘って、増築しながら大切に維持された家は、 真ん中にそれは立派な栗の木の大きな梁があり、自然に抱かれているようで、 そこにいるだけで心地よい作り。 一家のクリスマスイブのメニューは、アンチョビバター、 手作りのイノシシのソーセージ、トスカーナ名物レバーのクロスティーニ、 アンナ特製のロシア風サラダ、サルデーニャからいただいたというカラスミ(ボッタルガ)を 削って生のアーティチョークとカラスミのサラダ。 メインは手作りコテキーノ、そしてレッサ(ボリート)と言われるお肉をシンプルに煮たもの。 デザートは、シチリアはエリチェの有名なパスティッチェリア(お菓子屋さん) 『マリア・グラマティコ』からアーモンドやピスタチオのお菓子。マリア・グラマティコは 親友アンナのシチリアの母のような存在。孤児であったマリアは 修道院で成長し、そこで尼さんたちからお菓子作りを学んだそう。生い立ちを書いた本 『ビター・アーモンド』も読んでみたいです。 デザートのもう一品は、泡立てた生クリームとメレンゲを固めたお菓子『MARENGOマレンゴ』。 これはお菓子屋さんでなく、家で作るのが一番なのだとか。親友の姉のマルツィアはとても上手。 一度、ぜひ習ってみたいお菓子。クリスマス当日はまた改めて、、。
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