CASA MORIMI - We deliver Quality and Passion from Italy.
  • About Us
  • 公式オンラインショップ『ラ・クチネッタ』
  • 商品のご紹介 Our Products
  • 生産者 Our Partners
  • メディア掲載 Media Coverage
  • ブログ Blog
  • レシピ Recipe
  • フォトギャラリー Pictures
  • 商品カタログ Catalogue
  • お問合せ Contact
  • About Us
  • 公式オンラインショップ『ラ・クチネッタ』
  • 商品のご紹介 Our Products
  • 生産者 Our Partners
  • メディア掲載 Media Coverage
  • ブログ Blog
  • レシピ Recipe
  • フォトギャラリー Pictures
  • 商品カタログ Catalogue
  • お問合せ Contact

La Cucinetta* 
ラ・クチネッタ
イタリアの小さなキッチンから

エキストラヴァージン以上の品質ってある??

6/11/2020

1 コメント

 
画像
画像
<写真左は、オリーブの実をペーストにしたものから抽出された液体>
<写真右は、そこから遠心分離にかけ、水と分離した搾りたてオリーブオイル>
ともにカペッツァーナ 農園の搾油所より。


日々たくさんの方々に搾りたてオリーブオイルのご注文を賜り、
誠にありがとうございます!多めに生産者・カペッツァーナ 農園に
発注手配したつもりでしたが、空輸カペッツァーナ 500mlの方が、
少しずつ品薄に向かっております、、(汗)
10年以上毎年お付き合いくださる方々も多く、感謝の気持ちで
いっぱいです。

今日は、とっても嬉しい知らせがカペッツァーナ農園の
農学博士であるフィリッポさんから届きました。
楽しみにしていた、オリーブオイルの品質の目安である
酸度(どのくらいオリーブオイルが酸化しているか)
の
分析結果がでました。

結果は、、、0.16%!

と言ってもなんのこと?と当然思われると思います。
オリーブオイルの“エキストラヴァージン”というカテゴリーは、
オリーブオイルの酸度で決定します。

エキストラヴァージンと称することができるのは、
酸度が0.2~0.8%です。

酸度0.16%というのは、エキストラヴァージンのカテゴリーを
超えた品質
となるのです!​パチパチパチパチ!
これはたまたま、でなく生産者さんの膨大な努力の成果です。
この話をすると尽きないので、別の機会にこれだけお話します。


オリーブオイルで0.8%より酸化しているものは、エキストラヴァージンと
呼称につけられず、単なる"オリーブオイル"となります。

参考までに目安をお伝えしますと、0.8%ほどの酸度の
オリーブオイルは、油っぽくてとても生食用に使う気にはなれません。
酸度が低ければ低いほど、オリーブのジュースに近い感覚です。
フレッシュでグリーンの香りが溢れ出す感じです。


私たちが輸入するオリーブオイルは業務用の有機オリーブオイルの5Lであっても
酸度は0.2〜0.3%の高品質なものしか扱っていません。
ただ酸度は当然、時間とともに変化するので、あくまで目安としてご紹介しています。

ここで一点、注意が必要です。
酸度が低い=おいしい、とは限りません。

オリーブオイルは趣向品であって、人によって好みがあり、
正解はありません。食の好みはそれぞれで、
どんなに酸度が低くても、口に入れて辛すぎたり苦すぎたりしたら
(ポリフェノールが多い証拠ですが。喉がピリピリっとするのも)
美味しいと感じられない人も多いでしょうし、
オリーブオイルの味があまり強いと、今度はお料理の味をカバーしてしまいます。

一方オリーブオイルマニアのような方は、この辛いがないと物足りない、
という方もいらっしゃるかもしれません。

カペッツァーナ 農園の素晴らしいところは、酸度が低いながらも
アグレッシブな味にならず、あくまでエレガントでバランスの取れた
味わいであることです。


口に入れても心地よい風味が広がり、お料理にかけると素材を引き立てます。
心地よいフレッシュ感とグリーン感。
なかなかこのバランスに出会えるものではありません。


カペッツァーナは古来種の4種類のオリーブオイルをブレンドしますが、
その中でもモライオーロが50%以上を占め、他の3種と一緒になって
素晴らしいハーモニーを奏でます。

ブレンドすると、それぞれの品種の良いところが合わさって、
きれいな味の円を描くような感覚です。
またブレンドの中でポリフェノールの多い品種(ここではフラントイオ種)が
長く品質を保つ役割をします。

トスカーナは昔から偶然か意図的かわかりませんが、ブレンドをしながら
品質の高いオリーブオイルを生み出してきました。

(オリーブオイルを紹介始めた18年前は、単一品種=モノクルティバール
のオリーブオイルが優れているわけでなく、ブレンドも同じように
素晴らしいことを理解してもらうのが大変でした。)

また搾油する段階でも、辛すぎる苦すぎるにならないように、
オリーブの実をペースト状にカットする際の歯の回転数など
さまざまな点で工夫をこらして、カペッツァーナ 独特のエレガントな
オリーブオイルを実現しているのです。


今年カペッツァーナ は実に8年ぶりの豊作。
​カペッツアーナ農園はワイナリーとしても世界中に名を知られていますが、
コロナの影響で世界中でレストランの成績が悪く、
彼らのワインビジネスも影響を免れられない中、
大自然がこうして豊かな実りを久しぶりにカペッツアーナに与えてくれたことが
本当に嬉しくて。神様、ありがとうございます🖤

結果、日本のみなさまにも今年はいつもより多くお届けできる喜んでいます、
本当に久しぶりですから。
1月末に入ってくる予定の船便は、ある程度年間を通して在庫をもてるよう
願っています。ここ8年間ほどは毎年、ご予約分だけで日本向けの収量が
終了してしまっていましたから、、。

今日、空輸で手配する荷物がほぼ勢ぞろいし、週末の飛行機に向け準備中です。
無事に日本にやってきますように。
コロナの影響で普通の航空便の便数が激減&運賃が高騰しているので、
今年はもうハラハラの連続です。ゼイゼイ、、。

1日も早く、みなさまの元にお届けるよう、スタッフ一同頑張ります!
1 コメント
YUM
7/11/2020 19:18:56

酸度0.16%
が驚愕すべき値だということを理解しました。
楽しみです‼️

返信



返信を残す

    Casa Morimi
    ​Official Blog

    by Morimi Kobayashi
    ​カーサ・モリミのミラノオフィスから、食をテーマにしたブログをお届けいたします。

    カテゴリ

    すべて
    Cooking Holiday
    EVENT
    Press / Media
    おいしい理由
    イタリア食文化
    オリーブオイル
    ミラノ暮らし
    レシピ
    生産者
    日々感じること
    旅の記憶

    アーカイブ

    11月 2023
    8月 2023
    11月 2022
    7月 2022
    5月 2022
    4月 2022
    3月 2022
    2月 2022
    1月 2022
    12月 2021
    11月 2021
    10月 2021
    9月 2021
    8月 2021
    7月 2021
    6月 2021
    5月 2021
    4月 2021
    3月 2021
    2月 2021
    1月 2021
    12月 2020
    11月 2020
    10月 2020
    9月 2020
    7月 2020
    6月 2020
    4月 2020
    9月 2018
    8月 2018
    7月 2018
    6月 2018
    5月 2018
    4月 2018
    3月 2018
    2月 2018
    1月 2018
    12月 2017
    11月 2017
    10月 2017
    9月 2017
    8月 2017

    RSSフィード

Proudly powered by Weebly