毎年この時期になると、何をしていても気持ちはオリーブ畑へ。
いよいよ収穫まであと1ヶ月を切り、搾ったばかりのオリーブのジュースを 今年も日本のみなさまにお届けできると思うと、ワクワクドキドキしています! フレッシュでグリーンなオリーブのジュース(原材料は果実100%なので、 ある種ジュースなのですが) のような新油をご紹介できること、 コロナ禍の特別な時期がありましたら、ますます感慨深いです、、。 今年はNHKの番組「世界はほしいモノであふれている」にて、上記右の写真を “私の原点”としてご紹介くださり、そのおかげで番組放映直後から想像を超える 本当に多くのお問い合わせを頂戴いたしました。 カペッツァーナ のこのグリーン色の液体を一口味わい、 その鮮烈な味の衝撃に一週間ほど取り憑かれ、とうとう輸入することに。 こうして思いがけず輸入食材屋の小さな一歩が始まったのです。 ** こんなに素晴らしいオリーブオイルを知っていただくきっかけを 作っていただいたことに大いなる感謝を感じることと同時に、 実は不安でなんとなく落ち着かない気持ちでした。 なぜなら、過去10年ほどを振り返っても収穫量が以前にくらべて極端に減っており、 昨年もご希望に添えず、早めにご予約を打ち切ったほどなのです。 カペッツァーナ は、自らのオリーブの実しか使いません。 当たり前のことのようですが、実はとても稀なのです。 2014年、100年以上の歴史の中で初めて収穫量がゼロのときは 彼らは1本も販売しませんでした。 彼らの頭の中には、他の生産者から買ってカペッツァーナの瓶に 詰めるなんてことは、想像もできないのです。 1年間の仕事が無になるなんて、本当に辛いこと。 " La Natura decide 大自然が決めることだから” と彼らは言います。 彼らの誠実で真摯な姿勢を、心から尊敬しています。 ** 今年は、カペッツァーナ の搾りたてオリーブオイルをご紹介して 18回目の秋。 毎年楽しみにご愛用くださっているお客様方がいらっしゃいます。 長く長く支えてくださっているお客様に、まずお届けしたい。 同時に番組をご覧くださり、ぜひ!と楽しみにしてくださるお客様にも ぜひ味わっていただきたい。 そうなると、さぁ、そこで今年の収穫量はどうなのか。。。 ミラノから祈るような気持ちで、南の空を仰ぐ日々が続きました。 雨が降れば、オリーブの畑にも降っているかしら?樹々が喜んでいるかしら?と 気になり、急に暑くなったりするとオリーブの天敵のオリーブミバエは 発生せずに済むかしら、と気になり、、。 雹が降ろうものなら、せっかく成長しているオリーブの実が 振り落とされたり、傷がつくのではと、もうハラハラ。 オリーブは自然の法則で、1年たくさん実をつけると、次の年は休むという 特性があります。品種や土地にもよりますし、またいつも必ずそうというわけでは ないのですが。なので本当に大自然がくださる恵みなのです。 ** いよいよ8月の終わり。 シチリアのザハラ からは、質も量も今年はとても良いよ!と吉報が!! (昨年は通常の20%の収穫量しかなかったのです)良かった〜〜〜!! そしていよいよカペッツァーナ 。あぁ、どうか神様、、、。 「とっても良い年になりそうだ!!」 いつもクールな農学博士のフィリッポが、興奮気味に伝えてくれたとき、 ”救われた、、、”という気持ちと同時に、“本当に良かったね”が 溢れてきました。 ここ数年はずっと生産者の方々には辛い収穫年が続きました。 1年間ずっと愛情を込めてオリーブの樹々を世話をし、見守り、 やっと来る秋の収穫。 それが今年は、久しぶりにしっかり報われそうなのですから! そうは言っても収穫には限りがあります。 リクエストも多い分、しっかりお届けできるよう確認を重ねた上で、 先週末にやっとご予約をスタートいたしました! ●OLIO NUOO 2020 搾りたてオリーブオイル https://www.lacucinetta.com/SHOP/187259/list.html 長くお待ちいただきましたみなさま、ありがとうございました。 早速、予想を超えるたくさんの方々からご注文をいただいています。 本当にありがとうございます! この旬の恵み、グリーンのジュースをどうぞみなさまに お楽しみいただけますように!
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
Casa Morimi
|
Proudly powered by Weebly