近所のガストロノミア(食材、総菜店)に、『今日の料理は、カッソーラ』の看板。
あぁ、冬真っ盛りなんだなぁ、と実感。 カッソーラは、20世紀の始めに定着したミラノの農民料理。(イタリアのWikipediaより) もともと、豚の屠殺シーズンの終わりを象徴する、1月17日の聖アントニオ・アバーテの日に 冬野菜のちりめんキャベツの風味づけに、豚の一番安い部位と合わせていたとのこと。 数世紀溯って、数種類のお肉とキャベツを合わせていたバロッコ料理が単純化されたものだという説も。 ミラノ料理だと、リゾットミラネーゼや、オッソブーコ、コトレッタ・ミラネーゼが有名ですが、 どれもどちらかというと、原材料に高価な素材サフランや仔牛を使った贅沢料理。 庶民が食べるお料理とは言い難いですね。 なお本当のコトレッタ・ミラネーゼは油で揚げないと知りびっくりしました、バターで揚げるそうです。 たしかにこれでは庶民にはとても手が届きませんね、、。 同じイタリアといえども、地中海ダイエット(野菜、果実、豆、小麦、オリーブオイルなど)の南イタリアと、 酪農文化の北イタリア(バター、肉、米、トウモロコシ粉など)で随分違う食文化だなぁとつくづく感じます。 カッソーラの画像はこんな感じです。 この総菜店には、Passatelli パッサテッリも売られていました。 これはエミリア地方からマルケ州にかけて冬に食される、コンソメの中に入れるパスタ。 イタリアの楽しいところは、季節ごと、地方ごとに、こうしたお料理が わんさかあるところ。数えたら、そろそろイタリア生活が丸8年になろうとしています。 8年とはいえ、まだとてもとても、知らないことばかり。 美味しいパッサテッリ、一度本場で食べてみないなぁ〜。
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Casa Morimi
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