6月の末、父が他界しました。
これほど身近な家族を亡くしたのは初めてです。 日本からイタリアに戻る際には 最後のお別れと毎回覚悟していましたが、 実際いなくなってしまうと、 とても寂しいものの、 同時に実感も湧いていません。 最期に私は間に合わなかったせいかも しれません、、。 同時に父をもっと近く感じるようになりました。 不思議ですね、、。 日本入国のための書類を揃えたり、と 実際に日本に帰国するまで 準備に数日かかりました。 その間、イタリアにいる友人たちから たくさんの言葉をもらいました。 トスカーナの親友はミラノまで行こうか?とも。 毎日電話をくれました。 空港まで送ってくれた友人、 「一人でいるな、うちに毎晩来い」と言ってくれた友人、 「大天使になって、これから側で見守ってくれてるよ」と 伝えてくれた友人、 たくさんの温かい気持ちに触れました。 その中でも心に残っている言葉は、 「E' la parte della vita この経験も人生の一部だ」です。 本当にそうだな、と思います。 どうしてもこれだけは、 避けることはできないことですから、、。 働いている仲間たちの温かさや 優しさも忘れられません。 私が安心して出発準備や、母のこと、家のことに 気持ちと時間を配れるよう、 すべてみなで対応してくれました。 たくさんの方々に支えられていることを 学ぶ機会となりました。 日本に到着してから、 そろそろ2週間が経ちます。 ワクチン2回接種済みですが、 羽田から山梨の実家までタクシーで到着、 家から一歩もでていない状況が そろそろ二週間。 もうすぐ隔離生活も終了です。 思いがけない帰国で 会いたい人もたくさんいますが、 今回は実家で仕事していようと思います。 家族同士が、コロナ禍ゆえに会えない ような状況が早くなくなると良いですね。 トマトの収穫が気になって仕方ない季節、 立ち会うために8月の末には イタリアに戻っていなくてはなりません。 非常事態宣言中という特殊な状況での 限られた日本滞在、 ひさしぶりの日本の夏を 毎日大切に過ごしたいと思います。 *父の写真は、新婚旅行時のもののようです。
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