イブの夜のご馳走の後、まだお腹が空いている気がしないまま、25日のクリスマスランチへ。 12時少し前に到着すると、もう暖炉に火が点いてご馳走の準備がされていました。 暖炉には、串に刺した豚肉、鶏肉、ラルド(豚肉の油)を巻いた兔肉。 肉汁を吸い取るように、切ったパンが挟まれて。 昔の時計仕掛けの仕組みで、串がゆっくりグルグルと回ってグリルに。 クリスマスツリーの下には、それぞれが準備したギフト。食事の後に、ひとつずつ開けていきました。 ローマ出身のティツィアーノが、お母さんお手製のオリーブを持ってきてくれ、 おつまみ一品をパパッと作ってくれました。今年収穫したオリーブを、オーブンで 乾燥させて作っているオリーブの実。バジリカータ州のオリーヴェ・アル・フォルノとは また違うローマ風とのこと。 オレンジの皮を薄く切り取って刻み、少しの唐辛子とオリーブオイルで和えて出来上がり。 初めて味わうローマ風味のオリーブのブラックオリーブ。自分の家のオリーブで作れるなんて 羨ましい。 おつまみの後は、クリスマスの定番・トルテッリーニ。 昨晩の牛肉のボリート(茹で肉)を作る際にとったブロード(コンソメ)に、 鶏肉のブロードを少し合わせたもの。驚くほど美味しいコンソメに。 トルテッリーニは美味しいと有名な手打ちパスタ屋さんから。ナツメッグを削りかけ、 そしてパルミジャーノ。毎日クリスマスであってほしいほどの美味しさ。 クリスマスのグリルは、暖炉の火でじっくり4時間かけて。付け合わせのグリーンサラダとポテトと。 お酢が利いたサラダが素晴らしくロースト肉とマッチ。チリチリとした青い葉は、カーヴォロ・ネーロのベイビーリーフ!ルッコラとともに、少しほろ苦い味わいが絶品でした。 いつかこんなキッチンでお料理ができたらどんなに素敵なことだろう、、。 この家を訪れる度に、広い庭、自分の家のオリーブ畑を見渡せるこのキッチンに憧れが増します。 今日のデザートは、シチリア・エリチェの名菓子店『マリア・グラマティコ』から届いた シチリアのお菓子『Cassataカッサータ』。甘すぎて普通は苦手なのですが、シチリアの 名店のこのカッサータは、普通にいただく甘いばかりものとは驚くほど違って、 濃厚なリコッタが忘れがたい美味しさ。さっぱりとしていながら、深い味わいお菓子でした。 マリア・グラマティコは地元の羊飼いから直接リコッタを買うそうです。 やっぱり美味しさの原点は、原材料から。 飛行機でシチリアからやってきたお菓子、これはやはり別腹。 25年来の親友アンナのご家族のおかげで、ミラノとはひと味もふた味も違うトスカーナの田舎での
クリスマスに。とても良い想い出になりました。来年はどこの家に、もらっていただくのかな、、。
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