師走の週末、今日はイタリアのクリスマスの様子とパネットーネについて、
1時間ほどfacebookのグループページのライブにて お話させていただきました! 年の瀬がせまっているのに、今回もたくさんの方が ライブでご一緒くださいました(涙)。感謝いたします❤️ まだまだ第二波が落ち着かないミラノですが、 2週間前までZona Rossaレッドゾーン=厳戒地域だったのが 今日までZona Arancione オレンジゾーン=少し緩和した規制 そして感染の状況が落ち着いてきたということで 明日13日(日)からはZona gialla イエローゾーンに 変更になるそうです。 イエローゾーンになると、何が変わるかというと、 レストランやバーも18時までは営業ができる。 自治体を超えて移動が可能。(仕事の場合はいつでも可) 自己申告書を携帯しなくても、自治体内であれば大丈夫。 そんな風になるそうです。 クリスマス前、今日も街には人が多かったようで、 1月の状況がどうなることやら気になります。 私ごとを考えてみると、 まずは久しぶりにバールでカプチーノが飲める! ランチだったら外食もできる!というところでしょうか。 そして友人にも会いにいける、ですね。 ただいずれにしてもかなり慎重に、ですが。 2万人近い人が日ごとにまだ感染してしており (無症状が多いとはいえ) そして被害者も多く(平均年齢は80歳ほどのようです) まだまだ気は抜けません。 上の写真の右側は、ファッション界のドン・アルマーニからの メッセージ。 「私の心はミラノと、そしてミラノの人々とともにある」 彼はミラノ生まれでなく、近くのピアチェンツァの出身ですが、 モーダといわれるミラノのファッション業界を牽引してきた主役のひとり。 第一波のときも、防御服を作って寄付したり、 ミラノの病院に寄付をしたりとミラノのために 尽くした実績があります。 コロナを通して、初めて知るイタリアの側面がいろいろありました。 私も他の多くの在イタリア日本人の方々と一緒で、 よりイタリアが好きなりました。 なんとか乗り越え、頑張りましょう、愛するミラノ!
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我が家のすぐ近くの教会前に、クリスマスツリーが出現しました。
もう少し歩いていると、すぐ近くの広場にもデジタル版クリスマスツリーが。 これらは、ミラノ市が行ったクリスマスキャンペーンによるもので 町中にクリスマスツリーが溢れているとわかりました。 教会前のクリスマスツリーの一番上をよく見ると パラマウント社のロゴ。つまり広告! ミラノ市は企業と組んで展開しているようです?? とはいえまだコロナの第二波の中にあるミラノでは 少し明るい話題は嬉しいものです。 さて今年のクリスマス。 固唾を飲んでみなが見守っていた、クリスマス休暇における 政府の法令。 1週間ほど前に発表になりましたが、予想以上に厳しいものでした。 12月20日から1月6日の公現祭(エピファニア)までのクリスマス休暇、 大晦日も含め、夜間外出は10時まで。 そしてこの時期に州は越えられない(仕事と自宅に帰る場合を除く) それだけでなく、市も越えられない、ということになりました。 つまり都市部で暮らしている息子・娘家族に 田舎のおじいさん、おばあさんは会えないということ。 これはイタリア人にとって実に大ごとなのです。 家族がすべての国なので。 政府野党(右派)はこの決定に「非人間的」と大騒ぎ。 楽しみが奪われた方々はかわいそうだなと思いますが、 いままだこの被害状況で、高齢者や医療従事者、また今後の経済を 守るための苦渋の選択であるわけなので、 仕方ないのでは、という気がしていますが、、。 ここ数年間のクリスマスは、トスカーナの私の憧れの家・ 親友アンナのお姉さん家族の田舎の家で 過ごさせてもらっていましたが、もちろん今年はなし。 親友アンナでさえも、お姉さんの家にはいけないとのこと! 車で15分の隣町とはいえ、市が違うから、規則違反になってしまうそうです。 なんということ、イタリア政府本気です。 と思いきや、知人は12月19日にミラノから南に帰る、と。 つまり規制の前日。 仕事仲間の北部に住むシチリア人も、クリスマス前に家に戻ると。 「え?いいの?」と聞いたら、「僕は住民票がシチリアにあるからね」と。 なるほど。 先日ピエモンテからミラノにタクシーで戻ってくる際(足の怪我のため) 運転手さんに「イタリア人は規制守ると思う?」と聞いたところ、 「ううん、罰金を払う人たちが続出すると思う」と即答。 やっぱり、、、。 運転手さん自身はそうした人たちが信じられない、と。 むむむ。1月のミラノが、イタリアがなんとか今のペースで 感染を留められますように。 1ヶ月も休みなく働いている医師の友人の顔がちらつきます。 さて今年のクリスマスと年末。 ミラノの友人たちと一緒にランチをすることに。 ただし自宅も規制があって、6人まで。(法令が変わっていなければ) みなそれぞれが、いつもと違うクリスマス。 久しぶりにミラノで過ごすのも悪くないかな、と 大切な友と食卓を囲めるのが、それはそれで楽しみでもあります。 来年のクリスマス、トスカーナのいつもの家で、 いつものように、いつもの10人が集ったら、 冗談抜きに嬉しさに泣いてしまうかも、とも思いますが。 先週はまるでひと足早いクリスマス!?のように、
嬉しい贈り物がたくさん届きました。 その中でも特別な感慨があった航空便が サンフランシスコの Chronicle Books社出版の 「Simplicity at Home」 著者であるFog Linen Worksの関根由美子さんが ミラノまで届けてくれました。 この本が出版されるまでの道程を記したお手紙とともに。 開いた途端に、関根さんの世界、そして東京の懐かしい風景が 溢れだしました。東京に長く暮らした日本人の私でも ページをめくるごとに日本ならではのエッセンスを感じ、 ずっと眺めていたくなります。 外国人の目には、どれだけ新鮮に映ることでしょう。 気持ち良い日常を演出してくれるfogのリネンを いまや世界中に販売する関根さん。 私がはじめて知り合った頃(早25年も前!)は洋書を取り扱って いらっしゃいました。なので、ご本人が洋書を出版するのは ひとつのランドマーク的なできごと! 心からのおめでとう!を。 そして軸が少しもずれない、それでいて肩に力を入れない 関根さんのライフスタイルそのものが こうした本という形になったのだなぁ、と嬉しくて。 そして充実の内容に、良い刺激もたっぷりいただきました。 東京に帰国するとよくお世話になるゲストルームの写真もあり、 わたしたちの大切なお客様でもある八百屋さん「タネから商店」の写真もあり。 そしてfogの社屋のイベントスペースの写真も。 6年ほど前、食材のコレクション発表時にこのスペースを提供してくださり、 しかもfog の全スタッフの方がフルに力を貸してくださったことは 忘れがたいご恩。 昨年の今頃、搾りたてオリーブオイルをご紹介するイベントができて 料理家・岸本恵理子さんと渡辺康啓さんにお願いして お料理教室を開催できたのも、すべていつも応援してくれる関根さんのおかげ。 長く長くお付き合いいただいている、恩人のおひとりです。 ご縁に感謝。 いつも自然体で、笑顔で凛々しく、自分のスタイルを持ち、 世界を舞台に活躍する関根さんの世界 「Semplicity at Home」をぜひお手にとって見られてください! マルケ州に住む友人から、彼女が仕込んだ数種類のお味噌が ここミラノに届きました! ひよこ豆のお味噌、北海道の大豆にスペルト小麦の麹!、 チチェルキアというイタリアではよく食べるお豆で仕込んだ味噌も。 なんという楽しさ、なんという嬉しさ! 早速お味見をすると、それぞれ風味に特徴があって。 そしてどれもまろやかな味わいで、とってもおいしい! 前回のロックダウン中、私もイタリア産有機ひよこ豆で お味噌を仕込みました。イタリアに持ってきていた 富山の石黒種麹さんの立派な麹おかげで、 初夏に仕込んだにも関わらず、雑菌にもまけず 美味しく仕上がりました。 ちょうどそのお味噌も少なくなってきたところに、 マルケからの友の愛🖤 モノのアクセスが限られるロックダウン中には こうした温かい親切、心のこもったものの美味しさは際立ちますね。 日本に帰れないままですから、今年はお味噌を 仕込めないかも?と思っていたら、 なんとお手製の麹まで入れて送ってくれていて!(涙) ありがたくて、拝みます。 そして今日はなんとまたひとつ、友の愛がリグーリアから。 彼女の家の庭のアボガド!アボガドってこんな風にたわわに
樹になるんだ、と7月に1ヶ月過ごしたリグーリアで知りました。 なんとアボガドの実の中のあの種を庭に植えて、 今年でほぼ20年経っているのだそうです。 箱にたっぷり詰まったアボガド。 頂く度に友の顔が浮かび、温かい気持ちになります。 美味しいのはもちろんですが、誰かの心を感じられると 食事はもっと幸せに、美味しくなりますよね。 ロックダウン中は、こうした友人や周囲の人々の親切が とくに際立って感じます。 しばらく友人たちも招けずに、ひとりの食卓ではありますが 誰かを近くに感じながらいただけて、とても幸せです。 それにしても荷物が届く度に5階まであがってきてくださる、 うちのアパートの門番さんに感謝。ときには日に2回のときも。 親切な彼の存在は、私のミラノ暮らしを確実に快適なものに してくれています。 さぁ、明日はどんなメニューにしようかな?? <写真は、我が家の窓からの眺めです、外にでれなくてもやっぱりお天気は嬉しい>
他のヨーロッパ諸国と同様、イタリアも今日からロックダウンに入りました。 今回は全イタリア統一の規制ではなく、 20の州を感染状況によって3カテゴリーに分け、 それぞれのルールを決めています。 ここミラノはZona Rossaレッドゾーン。一番規制が厳しい地域です。 今回はもうみな慣れたもので、スーパーに殺到することもなく、 粛々、という感じです。ただ今回は再び経済的な打撃を受ける人々、 授業を希望する大学生のデモも随分起こりました。 前回のように“温かい季節がくれば、、、” という状況でもないため、医療関係者の方々、感染と戦っている方々、 仕事ができない方々を想うとかなり落ち込みます。 私の仕事は、自分の努力次第で結果を変えられる余白が少しはあるので、 予定しているエア便(搾りたてやパネットーネ)、 船のコンテナーをなんとか早く出せるように、できる限りの努力を続けます。 ということで、今日も朝から電話をあちらこちらにかけまくりました。 やはり数日前から輸送網はいろいろと混乱があり、 残念ながら週末予定していたフライトもずれ(号泣)、 長い長い飛行機への順番待ちを辛抱強く待つしかないようです。 やれることは全部やったので、あとはもう祈るばかり、ですが。 前回のロックダウン中は、仕事が山のようにある時期だったため、 18時のニュース以外は、朝から晩までとにかくPCに向かって仕事していました。 いいのか悪いのか、このおかげであまりに悲しい外の状況に精神的な影響は 受けませんでした。 ひとつだけやっていたことは、グエルゾーニのぶどうモストを 朝お湯で割って飲むことと(ポリフェノールがいっぱい!)、 かならず何かしらの麹を毎日口にすること。 味噌、酒粕、塩麹、醤油麹など。日本酒もたまに入れたりして(笑)。 美味しく免疫力アップを目指しました。 またいつもよりちょっと良いワインを買ったり、 普段食べたことのないチーズを買ってみたり、と 暮らしの中で小さな喜びを少しでも増やすようにしました。 いつもだったら自分ではしないようなことにも挑戦。 アンチョビや干物、ひよこ豆で味噌を仕込みました。 ひよこ豆のお味噌は無事に仕上がり、先週からいただいているところです。 自分で作ったものがあると、普段の食事も楽しくなるものですね。 さて今回のロックダウン。 今日からDay1なので、どんなチャレンジを入れて 毎日をできるだけ明るい気持ちで過ごそうかと考えているところです。 特別な小麦(古代小麦を石臼で挽いたもの)を買ってあったり、 いただいたりしているので、 松葉杖から卒業して、足を踏ん張って粉をこねられるようになったら まずパンやフォカッチャなどに挑戦? また普段つくらないお料理に挑戦してみるとか? 納豆菌も日本から取り寄せているので、無事に到着したら納豆作りにも ぜひトライしてできたら、と。 せっかく同じ1日を過ごすならば、できるだけ気持ちは明るく、 心豊かなロックダウン生活にチャレンジしてみたいと思います! |
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