カペッツァーナ
大地への尊敬の念、深い愛情、情熱
そして果てしない手間から生まれる
最高品質のオリーブオイル
農業博士 フィリッポ・コンティーニ・ボナコッシ(Filippo Contini Buonacossi)
トスカーナ州(Toscana)
そして果てしない手間から生まれる
最高品質のオリーブオイル
農業博士 フィリッポ・コンティーニ・ボナコッシ(Filippo Contini Buonacossi)
トスカーナ州(Toscana)
コンティーニ・ボナコッシ伯爵家7人兄弟の末っ子として生まれたフィリッポ。広大な土地で働く農家の方々に最大限の敬意と愛情を持って接するフィリッポは、カペッツァーナの土地と農業を愛し、ワインとオリーブオイルの品質を著しく向上させた故・ウーゴ伯爵の血を立派にひいているようです。
亡き父・ウーゴ伯爵に『貴族とは、内面や行動によって貴族たるべくあれ』と育てられたといいます。少しシャイながら、とても知的で心の温かいフィリッポ氏は、農学博士として農業の専門知識を磨き、カペッツァーナ農園の屋台骨を頼もしく支えています。
そんなフィリッポ氏に、私達はいくつかの質問を投げかけてみました。
亡き父・ウーゴ伯爵に『貴族とは、内面や行動によって貴族たるべくあれ』と育てられたといいます。少しシャイながら、とても知的で心の温かいフィリッポ氏は、農学博士として農業の専門知識を磨き、カペッツァーナ農園の屋台骨を頼もしく支えています。
そんなフィリッポ氏に、私達はいくつかの質問を投げかけてみました。
ーあなたにとって『伝統』とは?
伝統とは、先人が遺した智慧の上に自らが立っていることを認識すること。そこに留まることでなく、改革することであり、またさらなる高みに向かって常に努力し続けるための刺激でもあります。?私の父は伝統というものを、まるでスポーツのスキーのように捕えていました。静的でなく動的、つねに動いていくものであり、進化していくものであると。
ー畑(自然の中)にいるとき、一番大切なものとは何でしょうか?
何よりも大切なのは、大地への尊敬の念です。
限られた資源、それぞれが唯一無二である自然には、持ちゆる限りの尊敬の念が払われるべきですし、考えられる限りの世話をするべきです。今の状態そのままに次の世代に譲り渡せるように。化学物質の使用は避けて有機肥料を使うなど、環境に負担をかけないように出来る限り努力することは、とても大切なことです。
我々の大地は密な粘土質であるため、適切なタイミングで畑仕事を行なうことが大変重要です。土の塊にして寒気をあて、ただし土が湿った際にはこの仕事は行なわず、土壌の有機栄養分を増やし肥やしていくのです。1メートルの百万分の一にも満たないごく細かな粒子が、少しずつ大きな粒子を形作っていくのです。こうして土壌が、柔らかく弾力をもち、水はけが良く、空気を含むようになるのです。
ーあなたにとって農家の方々との関係とは?
カペッツァーナで働く農家の方々との関係が、私の仕事において一番私に満足を与えてくれるものなのです。私は今まで、彼らと素晴らしい関係を築いてきました。相互に尊敬し合い、刺激し合い、真の友情を育んできたのです。
多くの経験を積んできた彼らから学ぶことがとても多く、また私からも研究の結果などを彼らに提供してきました。収穫について最良の策を真剣に話し合うことで、私たちは関係を作り上げていったのです。
私たちの仕事は素晴らしいものですが、同時にとても難しくもあります。同じような収穫年は決して無く、毎年違うのですから。今年正解だったことが、翌年当てはまるという訳ではないのです。その年はどう農作業を行なうのが適切であるか、毎年予測していかなければなりません。高齢の方々の経験から多くのアドバイスを受けらるのは、素晴らしい恩恵です。
年間を通してオリーブの樹々の世話をしてくれる農家の方々は80名ほどいます。オリーブの樹1本1本の影に、そうした農家の方々がいるのです。カペッツァーナの真の強みは、まさにここにあるのです。こうした素晴らしい方々と恊働できていて、我々は本当に幸運だと思います。
私たちのオリーブオイルは、深い愛情、情熱、そして果てしない手間の結晶です。味わっていただいたら、きっとその意味を判っていただけることでしょう。
伝統とは、先人が遺した智慧の上に自らが立っていることを認識すること。そこに留まることでなく、改革することであり、またさらなる高みに向かって常に努力し続けるための刺激でもあります。?私の父は伝統というものを、まるでスポーツのスキーのように捕えていました。静的でなく動的、つねに動いていくものであり、進化していくものであると。
ー畑(自然の中)にいるとき、一番大切なものとは何でしょうか?
何よりも大切なのは、大地への尊敬の念です。
限られた資源、それぞれが唯一無二である自然には、持ちゆる限りの尊敬の念が払われるべきですし、考えられる限りの世話をするべきです。今の状態そのままに次の世代に譲り渡せるように。化学物質の使用は避けて有機肥料を使うなど、環境に負担をかけないように出来る限り努力することは、とても大切なことです。
我々の大地は密な粘土質であるため、適切なタイミングで畑仕事を行なうことが大変重要です。土の塊にして寒気をあて、ただし土が湿った際にはこの仕事は行なわず、土壌の有機栄養分を増やし肥やしていくのです。1メートルの百万分の一にも満たないごく細かな粒子が、少しずつ大きな粒子を形作っていくのです。こうして土壌が、柔らかく弾力をもち、水はけが良く、空気を含むようになるのです。
ーあなたにとって農家の方々との関係とは?
カペッツァーナで働く農家の方々との関係が、私の仕事において一番私に満足を与えてくれるものなのです。私は今まで、彼らと素晴らしい関係を築いてきました。相互に尊敬し合い、刺激し合い、真の友情を育んできたのです。
多くの経験を積んできた彼らから学ぶことがとても多く、また私からも研究の結果などを彼らに提供してきました。収穫について最良の策を真剣に話し合うことで、私たちは関係を作り上げていったのです。
私たちの仕事は素晴らしいものですが、同時にとても難しくもあります。同じような収穫年は決して無く、毎年違うのですから。今年正解だったことが、翌年当てはまるという訳ではないのです。その年はどう農作業を行なうのが適切であるか、毎年予測していかなければなりません。高齢の方々の経験から多くのアドバイスを受けらるのは、素晴らしい恩恵です。
年間を通してオリーブの樹々の世話をしてくれる農家の方々は80名ほどいます。オリーブの樹1本1本の影に、そうした農家の方々がいるのです。カペッツァーナの真の強みは、まさにここにあるのです。こうした素晴らしい方々と恊働できていて、我々は本当に幸運だと思います。
私たちのオリーブオイルは、深い愛情、情熱、そして果てしない手間の結晶です。味わっていただいたら、きっとその意味を判っていただけることでしょう。
インタビューを終え、「カペッツァーナ」がなぜ特別に美味しいのか、私達は改めて納得しました。
違いを生むのは、最上品質のためにあらゆる手間をかけていること以外の特別の何か。
それは、その土地で生まれ育った人たちのオリーブ・その土地への愛情なのだと。
1年を通して、いえ、一生を通してオリーブを愛おしむ人々が作るオリーブオイル「カペッツァーナ」を、日本に紹介できることを、誇りに思います。
違いを生むのは、最上品質のためにあらゆる手間をかけていること以外の特別の何か。
それは、その土地で生まれ育った人たちのオリーブ・その土地への愛情なのだと。
1年を通して、いえ、一生を通してオリーブを愛おしむ人々が作るオリーブオイル「カペッツァーナ」を、日本に紹介できることを、誇りに思います。
2021年、2022年、搾りたてオリーブオイルの時季にカぺッツァーナを訪れた時の様子です。
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カペッツァーナ農園では、ファームステイ(アグリツーリズモ)も行っています。詳細はこちらから
(※現在、弊社では窓口を行っておりません) |