伝統と革新 ― 大地への感謝の気持ちと、より高い品質の実現を目指して
シチリアの街、キャラモンテ・グルフィ
イタリア、シチリア島の南東部に位置する、ラグーサ県にある小さな町、キャラモンテ・グルフィ。周囲を渓谷に囲まれたこの地は、豊かな緑にあふれ、詩人や画家など多くの文化人達を惹きつけて止まないだけでなく、肥沃な大地から生み出されるエキストラヴァージン・オリーブオイルの質の高さでとても有名です。 1966年、渓谷の真ん中で、グッチョーネ夫妻が自分たちの情熱のもと、静かにオリーブオイルづくりを始めました。大地への崇高な感謝の気持ちを持ちつつ、丁寧に収穫したオリーブの実を、伝統的な圧搾機を使って潰し、搾油。この地の最初のフラント イオでした。 その後、1990年代に入り、オリーブオイルの質をさらに高め、生産を向上させるためにできることはないかと考え始めたグッチョーネ夫妻。その探求と挑戦は息子のジョヴァンニに受け継がれ、現在ではさらに孫の代にあたるヴィトとジョゼッペが、昔ながらの伝統製法に、品質をさらに向上させるための新しい技術を導入し、二つをうまく組み合わせながら丁寧にオリーブオイルづくりを行っています。伝統と革新、そして代々引き継がれたオリーブの樹々への愛情と情熱。それが何よりの強みです。 |
自社の畑には、500本のオリーブの樹木があり、樹齢は50~80年。中には樹齢百年以上の樹々もあります。